HISTORY

田丸屋の歴史

田丸屋とは

「うどん打ちができないと嫁に行けない。」と言われる程の慣習があった群馬県は郷土料理におきりこみ・すいとんなどがあり、昔から粉食文化が根付いてきました。
良質な小麦を育てるのに適した土地柄と店を構える水沢には水沢山から湧き出る名水があり、水沢うどんが生まれました。

本能寺の変があった1582年(天正10年)が創業の田丸屋は坂東三十三観音の第十六番礼所 水沢観音の参拝客に振舞ったのが始まりと言われており、440年の歴史を紡いでおります。
粉食文化が根付いていた群馬県でもお寺にお参りした後にはうどんを食べるといういわば「ハレの日」の食べ物として扱われてきました。その為、うどんとつゆだけでなく様々な品をご用意しお客様にご満足いただけるように先人たちはお店を作ってまいりました。
今では門前に13軒程のうどん店が軒を連ねており全国にあるご当地うどんの中でも「香川 讃岐うどん」、「秋田 稲庭うどん」と並び日本3大うどんの一つとされております。

田丸屋のうどんとは

風味の良い国産小麦のみを使用し、食材にこだわった醤油・ゴマのつゆでうどんを食べ比べていただくのが主です。

四角四麺;先人たちより伝わる伝統の技法で作成した麺です。小麦と水と塩を捏ね上げ、一度熟成した記事を四角に伸ばして折りたたみ、また伸ばす作業を繰り返して。薄くても破れにくく艶のある見た目鮮やかな麺を作ります。噛めば噛むほど小麦の味を感じていただけます。お店では、マグロ節と昆布から出汁をとり白醤油で整えた上品なおつゆで味わっていただいており、つゆがさらにうどんを引き立てます。

古伝 喜利麦;現代のうどんは白いものでしたが、地粉で作った古代のうどんは茶色でした。我々も文化の伝承者としてうどん作りの原点に戻り、自家製粉した全粒粉で作るうどんを食べていただきたいという思いで誕生した麺です。小麦本来の味を味わっていただくため厳選した塩とオリーブオイルでお店では召し上がって頂きます。

うどんの伝統を現代の形で表現したお店

うどんのメニューは3品

  • メインのうどん 冷 : 醤油・ゴマのつゆにつけて食べるうどん
  • 四角四麺 温 : おつゆで食べるうどん
  • 喜利麦 温 : 塩とオリーブオイルで食べるうどん